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公開日:2017年7月6日
最終更新日:2018年10月13日

5月の小満(しょうまん)6月の芒種(ぼうしゅ)と並んで、
7月の「小暑(しょうしょ)」もまた影の薄い節気のひとつ。
理由ははっきりしています。
今年の小暑は7月7日――そう「七夕」なんです☆彡
毎年、七夕に話題を掻()っ攫(さら)われ、
つぎ(7/23)の「大暑(たいしょ)」ほどメジャーでもなく‥‥。
そんな影薄い小暑のことを、七夕のついでに
どうかみなさん、思い出してやってほしいと思います。
こよみ便覧』によると、こうあります。
「大暑来たれる前なれば也」
――って、やっぱり大暑が基準かーい!(^■^;)


筆者は、毎年この時季――梅雨どきになると、
まるでナントカの一つ覚えのように
声を大にして言い続けていることがあります。
それは、
水滞証悪化させないようにしよう!
ということです。
水滞証とは何か水滞証と梅雨
水滞証と「腎」の関係についてなど、
これまでもこのブログでお話ししてきましたので、
詳しくはそちらをお読みいただきたいと思います。
なぜ、それほどまでに水滞証について言うのか――。
それは、現代人に水滞証の人がいかに多いか
日々の臨床を通じて実感しているからです。
昔の日本人の生活を考えると、
水滞証――少なくとも症状を伴うようなもの――は、
きわめて少なかったのではないかと想像されます。
また、もう一つの理由は、
水滞証に対し有効な改善策を講じずに放置しておくと、
やがて「血瘀証(けつおしょう)」といわれるステージへと
進行・悪化してしまうからです。
この血瘀証については、現在執筆中のブログ
血瘀の正体】に詳しく書いていますが、
ひとことで言えば、血瘀とは
あらゆる慢性病の原因」であり、
器官組織の変性の原因」であると言えましょう。
それまでは肩こりめまい冷え症など、
検査結果に表れない単なる不定愁訴であったものが、
そこからさらに一歩も二歩も進んで、
不可逆性・難治性の「病変」として
医学的にも認識されるようになる――
このステージこそが漢方医学にいう
「血瘀証」と呼ばれるものです。

これだけ科学・医療の発達した現代日本にあって、
いわゆる生活習慣病などの慢性病が減るどころか
むしろ猛烈な勢いで増え続けていることは、
水滞証改善の有効な手段はおろか
「水滞」という概念すら持っていない
現代医学・栄養学がどこかで「落とし穴」に
()まっていることになりはしないでしょうか。
大事なことは、いま現にある水滞証を
いたずらに進行・悪化させることによって、
その先の「最終ステージ」である血瘀証に
至らしむることのないようにすることです。
水滞証は、生活習慣しだいで良くも悪くもなります。
生活習慣を改善すれば、水滞証も改善されます。
必要にして肝腎なことは、昔も今も養生節制です。
血瘀証と水滞証との関連について、
また、水滞改善のための養生・節制について、
いずれこのブログのなかで詳らかに
していきたいと思っています。(了)

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川村 晃一 (HarryPonta)
奈良市にある【指圧鍼灸マッサージくるみ治療院】院長。東京都出身。在学中より西條一止・白石洋介両先生に師事。はり・きゅう師、あんまマッサージ指圧師、柔道整復師(以上厚生労働大臣免許)ほか、推拿療術師、せんねん灸セルフケアサポーター、漢方コーディネーター。
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川村 晃一 (HarryPonta)

奈良市にある【指圧鍼灸マッサージくるみ治療院】院長。東京都出身。在学中より西條一止・白石洋介両先生に師事。はり・きゅう師、あんまマッサージ指圧師、柔道整復師(以上厚生労働大臣免許)ほか、推拿療術師、せんねん灸セルフケアサポーター、漢方コーディネーター。

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