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公開日:2017年7月22日
最終更新日:2018年10月13日

近畿地方も梅雨が明け、一斉に蝉が鳴き出しました。
毎日、飽きもせず暑い日々が続いています‥‥。(^_^;)

あす7月23日からの15日間を「大暑(たいしょ)」といいます。
夏至(げし)といういわば「夏の頂点」ではなく、
そこから数週間を経たこの大暑の頃が
一年のうちでじつは最も暑いのだ、ということは
以前にも【大暑 2016】のブログでお話ししたとおりです。
夏至をピークとするの気=熱エネルギー
温められた地球(北半球)が、自身の発する
輻射(ふくしゃ)熱がそこに加算されることによって
さらに自らを温める結果になる
――日中温められた地上が、晩になっても気温が
下がりきらない都会の熱帯夜のように――
(科学的に正しいかどうかは別にして)
この現象を筆者はそんなふうにイメージしています。
いずれにしましても、これから数週間が
暑さのピークということになりそうです。


「人体は(広義の)反射を抜きに考えることはできない」
――これは筆者のつねに主張しているところです。
暑いということは、外界の温度が高いということ。
外界の温度が高くなれば、当然ながら
外界と接する皮膚の温度も上がります。
生体には、恒常性維持機能(ホメオスタシス)と呼ばれる
体内環境を一定に保とうとする働きがありますから、
私たちの体は、外界が暑ければ暑いほど
自分自身を冷却しようとする作用も強く働くのです。
それはたとえば汗をかくことであり、
血管が拡張することであるわけです。
これらの作用が生理的許容範囲内に止まっていれば、
ホメオスタシスが有効に機能していることになるのですが、
許容範囲を超えて多量の汗をかいたり(脱水
また血管が拡張しすぎたりすると(血圧低下
いわゆる熱中症と呼ばれる危険な状態に陥ってしまいます。


熱中症が怖いのは、その先にあるショックという
生命にかかわる重篤な事態を招きかねない点です。
このように、猛暑などの想定外の苛酷な環境下においては、
私たちの生命活動を正常に保とうとするホメオスタシスも
もはや太刀打ちすることができません。
しかし、常識的かつ想定内の暑さであれば
ホメオスタシスは有効に働き、
私たちの体温の異常上昇を防いでくれます。
それゆえに、私たちはつい高を括(くく)って、
炎天下に居続けることに対する危機感が
ついつい薄らいでしまいがちになる――
ここに熱中症を予防することの難しさ、
熱中症のもう一つの怖さが潜んでいるといえましょう。(了)

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川村 晃一 (HarryPonta)
奈良市にある【指圧鍼灸マッサージくるみ治療院】院長。東京都出身。在学中より西條一止・白石洋介両先生に師事。はり・きゅう師、あんまマッサージ指圧師、柔道整復師(以上厚生労働大臣免許)ほか、推拿療術師、せんねん灸セルフケアサポーター、漢方コーディネーター。
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川村 晃一 (HarryPonta)

奈良市にある【指圧鍼灸マッサージくるみ治療院】院長。東京都出身。在学中より西條一止・白石洋介両先生に師事。はり・きゅう師、あんまマッサージ指圧師、柔道整復師(以上厚生労働大臣免許)ほか、推拿療術師、せんねん灸セルフケアサポーター、漢方コーディネーター。

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