「冬至」2017 ~一陽来復~
カテゴリー:二十四節気
あす12月22日は「冬至」です。
「日南の限りを行きて、日の短きの至りなれば也」
と『こよみ便覧』にもあるように、
一年のうちで最も日の短い日です。
「至」には「ど真ん中」という意味があり、
「冬至」とはすなわち「冬のど真ん中」
という意味であることは、昨年のブログ
【「冬至」2016 ~早寝・遅起きのすすめ~】
に書いたとおりです。
また、冬至のことを指す別の言い方に
「一陽来復(いちようらいふく)」
という言葉があります。
「陽気の一(はじ)まりが復(ま)た循(めぐ)って来る」
という意味です。
『日本大百科全書(ニッポニカ)』によれば――
「万物の生成を陰と陽の二気に
分ける考え方から、冬至をいう。
夜を陰、昼を陽として1年を立春から
大寒までの二十四節気に分けると、
冬至が陰の極点となる。
したがって、この日から陽が
ふたたび増してくることになる。
古くはこの日を一陽来復または
一陽嘉節(かせつ)として祝った。
(中略)
こうしたことから、春が巡ってくることや、
めでたいことがふたたびくることを
一陽来復というようになった。」
――とあります。
東洋医学ではこれを
「陰きわまりて陽を生ず」
と言い、この自然界の法則(=陰陽の消長)
を人体にも適用することで、
その人の体質や病状を説明します。
人体もまた自然界の法則に則って
さまざまな生理機能が営まれていると
考えるのが東洋医学の考え方なのです。(了)
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