(※【肉離れの二症例(4)】のつづきです)
こうして、A子さんは3日間、全3回の治療を無事終えました。
その後、痛みが再発したとか、まだ違和感が残っているといったような
ご連絡は戴いておりませんから、おそらく無事に競技会出場を果たし、
最高のパフォーマンスを発揮して、元気にご活躍されたことと思います。
A子さんご本人の強いご希望であった
「一週間後の大会に出場したい」
という願いは、こうして無事叶えられたのでした◎
さて、A子さんの来院された翌4月にもうお一人、
同じふくらはぎの肉離れの方がお見えになりました。
教諭をなさっておられる50代の男性、Bさんです。
Bさんはテニス部の顧問をされており、
ご自身でもよくプレーをされるとのこと。
今回もテニスのプレー中に負傷されたとのことでした。
A子さん同様、Bさんもまたスポーツ経験者。
負傷後すぐに自らアイシングをし、そのおよそ6時間後、
ご自身で「肉離れを起こした」とおっしゃって来院されました。
負傷時の様子を詳しく伺うと、この日ご自身でテニスをされていて、
サーヴィスを打ち終えた直後にダッシュをした際、
左脚のふくらはぎに
「テニスボールがパンッと当たったように感じた」
とのことです。
さっそく患部を診てみると、左脚の腓腹筋に著明な圧痛がみられ、
来院時の跛行(はこう=びっこを引くこと)も顕著。
しかし、陥凹および皮下出血班は認められませんでした。
A子さんのケースと同様、圧痛と歩行時痛が強く、
夜間痛・自発痛(=何もせずとも痛いこと)は特段無いことから、
軽度~中度の典型的な肉離れであると判断できました。
そこで、これまでに肉離れの既往があるかどうかお訊ねしたところ、
「10年ほど前にも同じ所の肉離れを起こしたことがある」
とのことでした。
(※【肉離れの二症例(6)】へつづきます)
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