(※【鍼灸と3Dの併用でLCSが劇的に改善した症例(1)】のつづきです)
【患者】60代女性、Eさん。
当院をご利用されているご友人の
勧めで、昨年末に来院されました。
【主訴】ふくらはぎの痛みで歩けなくなる
予診票によると、
2年ほど前から軽い症状が出て、
一年ほど前からふくらはぎの
痛みで歩きづらくなったとのこと。
とくに、
「姿勢を正し、立った後、
太もも、ふくらはぎが痛む」
と訴えられました。
ご自身で何か思い当たる原因が
あるかどうかお訊ねすると、
「すべり症」と「脊柱管狭窄症」
という答が返ってきました。
整形外科でレントゲンおよび
MRI検査を受けた上で、医師から
そのように診断されたとのことです。
ところで、
「改善したと言うが、そもそも
患者は本当にその疾患だったのか?」
――とかくこうした疑問が、鍼灸・指圧・
マッサージなどコ・メディカルの
症例報告には付いて回りがちです。
しかし今回の症例は、医療機関での
画像検査の結果、腰椎すべり症および
腰部脊柱管狭窄症(LCS)であると
医師から確定診断を受けた症例
であることをお断りしておきます。
● 第1診(2017年12月中旬)
整形外科での診断結果を踏まえ、
問診および徒手検査などをおこなった結果、
EさんはLCSのうちでも難治性と言われる
馬尾神経障害型であることが疑われました。
そこで、施術前のインフォームドコンセント
において、次の3点を明確にお伝えしました。
1.中高年以降に発症するLCSは、
その主原因が「老化」であること。
2.それゆえLCSは基本的に難治性であり、
改善には数か月単位で経過
をみていく必要があること。
3.LCSを含む慢性疾患の多くは
老化に起因するものであること。
(例: 五十肩、変形性関節症など)
(※【鍼灸と3Dの併用でLCSが劇的に改善した症例(3)】へつづきます)
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