(※【肉離れの二症例(3)】のつづきです)
治療開始2日目――。
初診翌日は月曜日で当院の定休日でしたが、
「一週間、毎日治療する」という約束です。
夜、治療院を開けて待っていると、
部活を終えたA子さんがトレーニングウェア姿で来院されました。
きょうは朝9時から夕方6時まで練習だったとのこと。
うーん、、さすがにハードだなあ……。(^_^;)
症状悪化の懸念が一瞬、頭をよぎります。
そこでさっそく、きょう一日痛みはどうであったか、
練習にどのくらい支障があったかを訊ねたところ、
「ほとんど痛みは気にならなかったです」
という、にわかには信じ難い返事が――。
ホンマカイナ、、、
詳しく訊いてみると、まだ多少の動作時痛や違和感は
残っているものの、前日の施術で7~8割がた痛みが取れ、
きょうの練習も支障なくおこなえたということでした。
これには施術した私もいささか驚きました。
また同時に、
「これなら6日後の大会、いけるかもしれない」
という希望が、私の中で大きく膨らみました。
この日も前回同様に3D療法を施し、第2回目の治療を終えました。
治療開始3日目――。
この日も9時から18時まで練習だったとのこと。
さっそく、昨日からの経過を訊ねると、
「全然痛くなかった! 本当に肉離れだったのかな…っていう感じ」
またまた、ホンマカイナ、、、です。
そこで、当初の治療計画では4日連続で3D刺激療法をおこない、
その後は様子をみながら施術時間を短くしていく予定でしたが、
A子さんご本人いわく、
「まったく痛みが取れてしまった」
ため、この日、第3回目の3D治療をもって終了することとしました。
受傷から3日、全3回の治療を終え、
最後に生活指導として「RICE」処置の重要性を説くとともに、
肉離れの再発予防のためのストレッチ・運動法を指導しました。
(※「RICE」については、後ほど詳述することにいたします)
そして、
「痛みが無くなることと、けがが治るということは別。
すこしでも違和感を感じたら、すぐに連絡するように」
と、いま一度念を押してから帰路へ就かせたのでした。
駅へ向かって歩いていくA子さんの後ろ姿はとても軽やかで、
もはやびっこを引く様子は微塵も見られませんでした。
もともと軽症の肉離れであったと思われますが、それにしても、
3D刺激療法の効果の著しきを目の当たりにした症例でした。。
(※画像の出典/http://healthil.jp/24217)
(※【肉離れの二症例(5)】へつづきます)
**************************************************
奈良の鍼灸マッサージなら、指圧鍼灸マッサージ くるみ治療院
にお越しください。奈良市のしもみかど商店街の中にあります。
〒630-8365
奈良県奈良市下御門町17-1
TEL:0742-93-9600
受付時間:10:30~19:00
定休日:月・木(祝日営業)