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公開日:2017年12月9日
最終更新日:2017年12月10日

(※【咽頭炎と湧泉(1)】のつづきです)

のどに違和感を覚えて数日が経過した頃です。
嗄声(させい=声がしわがれること)が
ますますひどくなってきたのに加え、こんどは
左足の裏に「冷え」を感じるようになりました。
それも、ただの冷えではありません。
まるで
足の裏を銃弾で撃ち抜かれ、
ぽっかりと穴が開いたかのように、
ある一点だけがスースーと風が抜けるように
とても寒く、冷たく感じられるのです。
また、別の喩(たと)え方をするなら、
その一点だけが裸足で氷を踏んでいるような
ひじょうに実感を伴った冷気を感じたのです。
このような体験は初めてのことでした。

【写真】湧泉穴の位置

じつは、その「ある一点」こそが
腎経(じんけい)」という経絡上にある
湧泉(ゆうせん)」というツボだったのです。
(※写真参照)
そこで、迷わず反応の出ているそのツボへ
自分でお灸を施してみることにしました。
一日1-2回、熱感を得るまですえたところ、
二日目には左足の冷感は半減しました。
そして、すえ続けること三日、
「氷を踏んでいるような」感じも
スースー感も完全に消えたのです。
さらには、
それに伴い嗄声も日を経るごとに
改善し、
発熱もついに37℃を超えることなく、
のどの痛みもしだいに治まっていきました。
つまり、今回の咽頭炎に限っては
「どえらいヤツ」にならずに済んだのです。

今回、自身のこのような実体験を通して、
東洋医学の施術者としてたいへん貴重な
経験をさせてもらったと思っています。
そのわけは次回のブログで――。

(※【咽頭炎と湧泉(3)】へつづきます)
(※画像は Webメディア「Grapps」さんより引用させていただきました)

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川村 晃一 (HarryPonta)
奈良市にある【指圧鍼灸マッサージくるみ治療院】院長。東京都出身。在学中より西條一止・白石洋介両先生に師事。はり・きゅう師、あんまマッサージ指圧師、柔道整復師(以上厚生労働大臣免許)ほか、推拿療術師、せんねん灸セルフケアサポーター、漢方コーディネーター。
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川村 晃一 (HarryPonta)

奈良市にある【指圧鍼灸マッサージくるみ治療院】院長。東京都出身。在学中より西條一止・白石洋介両先生に師事。はり・きゅう師、あんまマッサージ指圧師、柔道整復師(以上厚生労働大臣免許)ほか、推拿療術師、せんねん灸セルフケアサポーター、漢方コーディネーター。

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