(※【咽頭炎と湧泉(1)】のつづきです)
のどに違和感を覚えて数日が経過した頃です。
嗄声(させい=声がしわがれること)が
ますますひどくなってきたのに加え、こんどは
左足の裏に「冷え」を感じるようになりました。
それも、ただの冷えではありません。
まるで足の裏を銃弾で撃ち抜かれ、
ぽっかりと穴が開いたかのように、
ある一点だけがスースーと風が抜けるように
とても寒く、冷たく感じられるのです。
また、別の喩(たと)え方をするなら、
その一点だけが裸足で氷を踏んでいるような、
ひじょうに実感を伴った冷気を感じたのです。
このような体験は初めてのことでした。
じつは、その「ある一点」こそが
「腎経(じんけい)」という経絡上にある
「湧泉(ゆうせん)」というツボだったのです。
(※写真参照)
そこで、迷わず反応の出ているそのツボへ
自分でお灸を施してみることにしました。
一日1-2回、熱感を得るまですえたところ、
二日目には左足の冷感は半減しました。
そして、すえ続けること三日、
「氷を踏んでいるような」感じも
スースー感も完全に消えたのです。
さらには、それに伴い嗄声も日を経るごとに
改善し、発熱もついに37℃を超えることなく、
のどの痛みもしだいに治まっていきました。
つまり、今回の咽頭炎に限っては
「どえらいヤツ」にならずに済んだのです。
今回、自身のこのような実体験を通して、
東洋医学の施術者としてたいへん貴重な
経験をさせてもらったと思っています。
そのわけは次回のブログで――。
(※【咽頭炎と湧泉(3)】へつづきます)
(※画像は Webメディア「Grapps」さんより引用させていただきました)
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