続・虫刺されとお灸(1) ~検証実験ふたたび~
カテゴリー:セルフケアと養生法
幸か不幸か、先日再び蚊に刺されてしまいました。
こんどは左肘と左膝――またしても2か所です。
前回、9月8日に刺されたときは、割合にしっかりと刺されたほうの
患部を使って「台座灸+強擦法」の検証実験をおこないましたが、
「台座灸だけを施した場合との違いはどうなのか?」
「いっさい何も施さなかった場合はどう違うのか?」
といったことまでは、さすがに比較対象が無かったため、
当然のことながら検証することはできませんでした。
しかし今回(9/15)、またしても2か所です!
しかも、おそらくは同一の蚊(ヤツ)にやられたものと思われます。
刺された場所こそ腕と脚で異なりますが、
ちょうどいい具合に同じような「刺され具合」ではありませんか。
こんなチャンスはめったに無い。
これは再度、検証実験するしかありません。
上記の2つの疑問は、最初の実験をした後に当然湧いてくるものです。
これらの疑問に対する自分なりの答えをみつけたい!
――そう思った私は、気が付くと、
取り出した台座灸にライターで火を点けていました。
まずは【写真①】をご覧ください。
刺されてからおよそ30分後の左肘です。
普段は視界に入らない肘の外側でしたので、
こんな所に毛が一本生えていたとはつゆ知らず‥‥(^▼^;)
それはともかくとして、肘とか指とか手首とか、
とかく関節の所を刺されると、これがまた異様に痒いものです。
この写真を撮った直後、前回と同じように
やや強め(熱め)の台座灸を続けて3壮すえてみました。
前回はここで痒みが半減しましたが、今回は痒みが強いせいか、
さほどの痒み抑制効果を感じることができませんでした。
そこで、さらに続けて2壮、合計5壮すえたところでようやく
痒みレベルが10から6くらいになったかな、という感じです。
さらに続けること5壮、
合計10壮すえ終えたところで、やっとレベル2程度に
なった感じがしました。
【写真②】は、10壮すえ終えた直後、
刺されてから2時間近くが経過したときのものです。
【写真①】で中心部に円く存在していた直径1cmほどの白い硬結が、
【写真②】では、お灸の熱を受けて発赤し、
直径1.5倍ほどに肥大化しているのがわかります。
前回は、ここですぐに強擦法を施したのですが、
今回の実験では、前述したように
「強擦法抜き」で経過を観察することにしました。
(※【続・虫刺されとお灸(2)】へつづきます)
**************************************************
奈良の鍼灸マッサージなら、指圧鍼灸マッサージ くるみ治療院
にお越しください。奈良市のしもみかど商店街の中にあります。
〒630-8365
奈良県奈良市下御門町17-1
TEL:0742-93-9600
受付時間:10:30~19:00
定休日:月・木(祝日営業)