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公開日:2016年12月1日
最終更新日:2017年10月1日

(※【かぜの話(2)】のつづきです)

次に、かぜを引いたときに飲む薬――漢方薬の話をしましょう。
葛根湯(かっこんとう)という薬をご存知の方も多いと思います。
ほとんどの方が、あれはかぜ薬だと思っておられると思いますが、
じつは、葛根湯はかぜ薬ではありません
というより、漢方薬というものはそもそも
「かぜの薬」「○○病の薬」というように、
特定の病気に対して処方されたものではないのです。
それでは、葛根湯はいったい何の薬なのかというと、
閉じてしまった毛穴(汗の出口)を開き、凝った筋肉を弛(ゆる)める
作用をもつ薬(専門的には「解表(げひょう)薬」といいます)です。
ですから、別段かぜを引いていなくとも、
肩こりがつらいときに飲むと効果があります
とくにかぜの引き始め、項(うなじ)から肩にかけてこわばった感じがして、
悪寒とともに毛穴が閉じ、風にあたると嫌な感じがする――
そういうときに用いると著効を奏するため、いつしか
かぜを引いたときの定番薬として定着したのでしょう。
ただし、あくまでも上記のような初期症状に対して有効なのであり、
のどが真っ赤に腫れて高熱が出たり、痰を伴う咳が出たりといった、
いわゆるかぜをこじらせてしまってから服用しても、
これらの症状に対する改善効果は期待できません。
その辺りがいわゆる総合感冒薬とは異なるところ。
「引いたかな?」
――と思ったそのときに、直ちに服用しなければ意味が無いのです。

くすり 01
ちなみに、こじらせてしまって、くしゃみ、鼻水、咳や痰が止まらない
というときや、あるいはアレルギー性鼻炎などの場合、
小青竜湯(しょうせいりゅうとう)という処方が用いられますが、
今は漢方薬がテーマのお話ではありませんので、
詳細については別の機会に譲りたいと思います。

(※【かぜの話(3)】へつづきます)

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川村 晃一 (HarryPonta)
奈良市にある【指圧鍼灸マッサージくるみ治療院】院長。東京都出身。在学中より西條一止・白石洋介両先生に師事。はり・きゅう師、あんまマッサージ指圧師、柔道整復師(以上厚生労働大臣免許)ほか、推拿療術師、せんねん灸セルフケアサポーター、漢方コーディネーター。
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川村 晃一 (HarryPonta)

奈良市にある【指圧鍼灸マッサージくるみ治療院】院長。東京都出身。在学中より西條一止・白石洋介両先生に師事。はり・きゅう師、あんまマッサージ指圧師、柔道整復師(以上厚生労働大臣免許)ほか、推拿療術師、せんねん灸セルフケアサポーター、漢方コーディネーター。

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