頸椎ヘルニアになってしまいました(13) ~経過のおさらい~
カテゴリー:「病気とケガ」の話
(※【頸椎ヘルニアになってしまいました(12)】のつづきです)
このタイトルで書き始めたブログも、今回で13回を数えます。
Vol.12からすでに3週間以上が経過し、
新しいホームページの公開準備などもあり、
自分でも何をどこまで書いていたのか
わからなくなってきつつある今日このごろです。
そもそも、自身が頸椎ヘルニアになってみて
あらためてわかったこと、実感したことなどを
お伝えしようということで書き始めたこのブログ。
その本線に戻って、まずはヘルニアの
その後の経過からご報告することにしましょう。
発症が1月の末でしたので、もうすでに3か月以上が経過しました。
おかげ様で現在は鎮痛薬を必要とするような痛みも無く、
多少の動作時痛とわずかな手の痺れがあるのみです。
現在に至るまでの経過をもうすこし詳しく記すと、以下のようになります。
● 今年1月末、左肩から左上肢にかけての強烈な痛みで発症。
(※この時点で痛みの最高潮でしたので、痛みレベル=10です)
● マイクロ波と牽引療法、それに鍼灸と3D刺激療法を加えたリハビリにより、
発症から3週間ほどで痛みレベルは半減、鎮痛薬も不要となりました。
● 発症から5週間。痛みレベルは3~2くらいにまで下がります。
痛みも痺れもこのままフェードアウトしていってくれるものと思っていました。
ところが…! 現実はそう甘くはなかったのでした。。
● レベル3~2だったのも束の間、発症から8週間あたりから
またしても激烈な痛みに再び襲われることになります。
しかも、今度のは発症時の10を上回る、レベル12くらいのものすごいヤツです。
もう、どんな姿勢を取っていても痛い。
横になっても痛けりゃ、立っているとなおさら痛い…。
痛みで出歩くこともできず、鎮痛薬の効き目も2時間ほどしかもちません。
こんな状態がなんと、およそ1か月間も続いたのでした。
● 毎日、1か月以上も鎮痛薬を飲んだのは初めての経験です。
地獄の責め苦のようなこの痛みはいったいいつまで続くのだろう…
そう思っていた4月下旬、仕事をしない休日には
鎮痛薬を飲まなくてもいられるようになってきました。
痛みレベルでいうと6~5といったところでしょうか。
● そして、4月24日から頂戴した臨時休業のおかげで、
遅ればせながら数日間の安静を保つことができ、
発症から3か月にしてようやく痛みレベル2~1にまで下がったのでした◎
とまあ、おおよそ上記のような経過をたどったわけですが、
これがはたして頸椎ヘルニアの標準的な経過に比べて
早く緩解したと言えるのか、それとも遅いほうなのか――
それは一概には言えないところがあります。
なぜならば、ヘルニアの症状・病態はそれこそ十人十色であり、
そもそも「標準的」と呼べるケースが存在しないからです。
それでも、MRIによる検査画像とその症状から
軽症・中等度・重症というように分けるとすると、
今回の私のケースはけっして軽症ではなかったと言えると思います。
なにしろ、けっこうな椎間板の飛び出し方をしていましたから――。
それがわずか3か月という短期間で緩解に至ったと考えるのか、
それとも、仕事上安静を徹底できなかったために
3か月もかかってしまったと捉えるべきなのか――
そのあたりの評価はたいへん難しいところですが、
一般的に言って、軽症ではおよそ1-3か月ほどで
症状の緩解をみると考えられているようです。
実際、半年~1年、ときには2年以上にわたって
耐えがたい痛みに苛まれている方も少なくないことを考えると、
3か月でいちおうの緩解をみたことは、適切なリハビリが奏功した
幸運なケースだったと申し上げてよいのかもしれません。
そして同時に、今回患者として頸椎ヘルニアを経験したことで、
じつにいろいろな勉強をさせてもらいました。
次回からまた、そのあたりを掘り下げていきたいと思いますので、
いま少しの間、お付き合いいただければ幸いです。(^■^;)
(※画像は日本整形外科学会のHPより引用させていただきました)
(※【頸椎ヘルニアになってしまいました(14)】へつづきます)
(※旧ブログは → こちらから ご覧いただけます)
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