「芒種」2017 ~水滞注意報発令~
カテゴリー:二十四節気
早いもので、もう6月ですね。
あす6月5日は「芒種(ぼうしゅ)」です。
例によって『こよみ便覧』には、
「芒(のぎ)ある穀類、稼種する時也」 とあります。
「芒」とは、あの「禾(のぎへん)」の「のぎ」のことで、
稲や麦などの実の先端にある針状の突起のことを指します。
つまり「稲や麦などの種蒔きをする時季」といった意味です。
現代では、その時季はすこし早まっている感がありますが、
元来は今頃におこなう作業工程だったのでしょう。
ところで、6月といえば梅雨。
これから、およそひと月間ほどの雨期に入ります。
毎年この時季になると、水滞証の方向けに
「水滞注意報」を発令している筆者ですが、
くるみ治療院では、ここ1~2週間ほどの間に
20~30代という若い女性の患者さんが数名増えました。
筆者の診立てによれば、みなさんどなたも
水滞証もしくは水滞体質に起因する何らかの症状を
抱えて来られている方々です。
そのうち、みなさん全員に共通しているのが肩こりと冷え症。
続いて多いのが、月経異常や子宮内膜症などの生殖器疾患で、
意外なところでは、アトピー性皮膚炎や甲状腺機能低下症の
診断・治療を受けられているという方も半数いらっしゃいました。
じつはこれ、意外でも何でもなく、
子宮内膜症もアトピーも、甲状腺機能低下症も、
水滞証の人が罹るリスクの高い疾患なのですね。
水滞証については、いずれ稿を改めて
詳しくお話しさせていただこうと思いますが、
こちらの → 旧ブログに記載のチェックリストに
比較的よくあてはまっていると思われる方は、
こちらの → 水滞証改善法をご参考に、今年の梅雨を無事に、
元気に乗り切っていただければと思います。(了)
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