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公開日:2017年11月3日
最終更新日:2018年8月16日

(※【原因不明の頸部痛が東洋医学的アプローチで改善した症例(6)】のつづきです)

患者さんの「証」が正確に診断され、
それに相応しい処方・施術がなされたとき、
はじめて劇的な効果を生む――
前回のブログでそのように書きました。
もちろん、施術者としては毎回、つねに
「証」を正しく判断し、それに相応しい
治療を施すべく努力しているわけですが、
そうそう期待どおりの結果ばかり
生じてくれるわけではありません。
当たり前のことですが、病人の体を治すことは
壊れたプラモデルを直すのとは訳が違います。
こちらの「証」の見立てが間違っていることもあれば、
一所懸命におこなった施術が的外れな場合もあります。
しかし、時として両者がガチッと呼応するときがある。
そんなときは、患者さんのみならず、
施術者自身も目を瞠(みは)るような
改善効果をみることがあるものです。

それと、もう一つ言えることは、一般的に
慢性の症状は短期間では治り難いものですが、
今回のDさんの頸部痛は比較的
亜急性のものであったために、
一回の施術でこのような良好な
結果が得られた
のだと思います。
しかし、Dさんの治療がこれで
終了したわけではありません。
なぜなら、頸部痛を惹き起こしていた原因が
怒りストレス肝の失調
にあるのだとすれば、そのストレスや
「怒り」の情動が治まらないかぎり、
根本的に治ったとは言えない
からです。


第2診(6月上旬)
施術に先立ち、舌診(みゃく)をおこないます。
舌にはとくに異常所見はみられませんでした。
脉のほうは「肝」と「脾」の脉がやや緊張し、
すこし強く搏動(はくどう)しているようです。
いずれも初診時の所見と変わりありませんでした。
いま「肝と脾の脈が緊張し、強く搏動している
と書きましたが、この状態は何がしかの「邪気
(※オカルト的な意味ではありません)によって
五蔵が傷害されていることを意味します。
Dさんの場合、前主治医の言動に対する
怒り」の情動が強いストレスとなって、
」の働きを失調させていたとみることができます。

(※註:脉診ですべてが判るということではありません。
脉診はあくまで他の重要所見を裏付ける
傍証の一つであると筆者は考えています)

(※【原因不明の頸部痛が東洋医学的アプローチで改善した症例(8)】へつづきます)

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川村 晃一 (HarryPonta)
奈良市にある【指圧鍼灸マッサージくるみ治療院】院長。東京都出身。在学中より西條一止・白石洋介両先生に師事。はり・きゅう師、あんまマッサージ指圧師、柔道整復師(以上厚生労働大臣免許)ほか、推拿療術師、せんねん灸セルフケアサポーター、漢方コーディネーター。
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川村 晃一 (HarryPonta)

奈良市にある【指圧鍼灸マッサージくるみ治療院】院長。東京都出身。在学中より西條一止・白石洋介両先生に師事。はり・きゅう師、あんまマッサージ指圧師、柔道整復師(以上厚生労働大臣免許)ほか、推拿療術師、せんねん灸セルフケアサポーター、漢方コーディネーター。

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